「毎回アイキャッチを考えるのがつらい…」
「デザインセンスはないけど、ブログの見た目は整えたい…」
そんな方におすすめなのが、Canva × ChatGPT を組み合わせてアイキャッチ画像を半自動生成するワークフローです。
この記事では、
- ブログ用アイキャッチに最適なサイズと基本ルール
- ChatGPTにやらせる作業(タイトル案・キャッチコピー・構図指示など)
- Canvaでの具体的な作り方(テンプレ+AI生成の両方)
- CanvaとChatGPTをつないで“ほぼワンクリック”に近づける方法
- 量産向けテンプレート運用と、失敗しないチェックポイント
を、「Canva chatgpt アイキャッチ」で情報を探している初心者の方でも、すぐ真似できるレベルで解説します。
1. まず押さえるべき:ブログ用アイキャッチの基本
1-1. ブログ用アイキャッチの推奨サイズ
ブログのアイキャッチは、そのままOGP画像(SNSシェア用)として使うことが多いため、
- 1200 × 630 px(横長・比率 1.91 : 1)
をベースにしておくと、WordPressテーマ・X(旧Twitter)・Facebookなど、ほとんどの環境で崩れにくくなります。
Canvaには「ブログバナー」「アイキャッチ」「OGP」などのテンプレートが最初から用意されているので、
テンプレを選ぶ → サイズは基本触らないという運用にするとラクです。
1-2. 良いアイキャッチに共通する3つの条件
- パッと見で内容がわかる(テキストが短く・大きく・読みやすい)
- スマホで見てもつぶれない(文字数と情報量が絞られている)
- ブログ内で統一感がある(色・フォント・レイアウトが共通)
これらはすべて、ChatGPTに文章と構成を考えさせ、Canvaでテンプレート化することで、ほぼ半自動化が可能です。
2. 半自動化の全体像:ChatGPTとCanvaの役割分担
2-1. ChatGPTに任せること
ChatGPT側では、主に以下のテキスト&設計部分を担当させます。
- アイキャッチ用の短いタイトル(12〜18文字程度)
- サブコピー(あれば)
- 配色・雰囲気(例:柔らかい・スタイリッシュなど)の言語化
- Canvaに渡すためのレイアウト指示(左に人物・右に文字など)
- Canvaや他の画像生成AIに渡す画像プロンプト案
つまり、「文字」と「指示書」をChatGPTに任せるイメージです。
2-2. Canvaに任せること
一方、Canva側では、
- サイズや比率の管理(1200×630など)
- テンプレートの適用・レイアウト調整
- フォント・色・写真・図形の配置
- AI画像生成(Magic Media / マジック生成 など)
といった「ビジュアルの最終仕上げ」を担当します。
この役割分担を意識すると、「どこまで自動化できて、どこから人間が微調整するか」が明確になります。
3. ステップ1|ChatGPTでアイキャッチの“設計書”を作る
3-1. ブログ情報をまとめてChatGPTに渡す
まずは、次の情報をChatGPTにまとめて投げます。
- ブログ記事のタイトル
- 狙っているキーワード
- 記事のざっくりした内容・ターゲット
- ブログ全体のトーン(例:やさしい/ビジネスライク/ポップ)
例:
「Canva × ChatGPT を活用してアイキャッチを半自動生成する方法」 というブログ記事のアイキャッチを作りたいです。 ・狙いたいキーワード:Canva chatgpt アイキャッチ ・ターゲット:ブログ初心者、ノンデザイナー ・トーン:落ち着いたビジネス寄りだが難しすぎない 上記に合うアイキャッチの 1)メインタイトル(12〜18文字) 2)サブコピー(20〜30文字) 3)配色イメージ(ベース/メイン/アクセント) 4)レイアウト案(文字とイラスト・アイコンの配置) を提案してください。
このように依頼すると、ChatGPTが「文章+デザイン指示」までセットで提案してくれます。
3-2. タイトル・キャッチコピーを複数パターン出してもらう
1パターンだけでなく、
「候補を5パターン出してください」 「もっとシンプルに」 「副業ブロガー向けに寄せて」
といった感じでブラッシュアップすると、刺さりそうな言葉が見つかりやすくなります。
3-3. 画像生成用のプロンプトもChatGPTに作らせる
CanvaのAI画像生成や他の画像生成ツールを使う場合は、次のように依頼します。
このブログ記事に合う、AI画像生成用の英文プロンプトを作ってください。 条件: ・ブログ用アイキャッチに使える横長構図 ・キーワードは「Canva」「ChatGPT」「ブログ」「パソコン作業」 ・ポップすぎず、ビジネス寄り
すると、そのままコピペできるAI画像プロンプトが手に入ります。
4. ステップ2|ChatGPTの案をCanvaでビジュアル化する
4-1. Canvaでアイキャッチ用キャンバスを作成
- Canvaにログイン。
- 右上の「デザインを作成」→「カスタムサイズ」。
- 幅 1200、高さ 630、単位 pxを入力して「新しいデザインを作成」。
あるいは、検索バーに「ブログバナー」「アイキャッチ」と入力し、
近いテンプレートを選んでベースにしても構いません。
4-2. テンプレートを選び、レイアウトをChatGPT案に寄せる
- 左メニュー「テンプレート」から、構図が近いものを選ぶ
- ChatGPTが提案した「左:イラスト/右:テキスト」などのレイアウトに近いものを採用
- 中央揃え・左右分割など、パターンを1〜2種類に統一すると量産しやすい
ここで「自分の定番レイアウト」を1つ決めておくと、今後のアイキャッチ制作が一気にラクになります。
4-3. タイトルとサブコピーを流し込む
- メインタイトル:ChatGPTが出したものをそのまま流用 or 微修正
- サブコピー:文字数が多すぎる場合は2行以内に収まるよう削る
- フォント:見出しは太いゴシック系、サブは少し細めのフォントに
スマホでの見え方を考えると、文字は「大きすぎる?」くらいでちょうど良いです。
4-4. 背景画像・イラストをAIで半自動生成
Canvaの生成AI機能(Magic Mediaなど)が使える場合は、
- 左メニュー「アプリ」→「AI画像生成」系の機能を選択。
- ChatGPTが作った英文プロンプトを貼り付ける。
- 横長構図/イラスト or 写真など、必要な条件を指定して生成。
- 出てきた画像の中からイメージに合うものを選び、背景やメインビジュアルとして配置。
これで、文章も構図もプロンプトもほぼChatGPT任せで、画像側はCanvaのAIが仕上げてくれます。
5. ステップ3|Canva × ChatGPT 連携機能を使ってさらに時短
5-1. ChatGPT側からCanvaを呼び出す(コネクタ・アプリ連携)
環境によっては、ChatGPTの画面からそのままCanvaを開き、
会話内容をもとにしたデザインを生成できる連携機能が提供されています。
イメージとしては、
- ChatGPTで記事構成やアイキャッチ案を出す。
- 同じ画面からCanvaアプリ(コネクタ)を起動。
- 会話で決まったタイトルやテキストをもとに、Canva側がデザイン案を複数提案。
- 気に入った案をクリックすると、そのままCanvaで編集可能。
このような連携を使うと、「ChatGPT → Canva → ChatGPT…」とタブを行き来する手間がほぼゼロになります。
5-2. どこまでを「自動」にするかを決めておく
完全自動よりも、「AIが7割・人間が3割仕上げる」くらいのバランスが使いやすいです。
- ChatGPT:タイトル・キャッチコピー・構図・色の方向性をテキストで決める
- Canva:AI画像生成+テンプレ適用でパターンを量産
- 自分:最終的な言い回し・色味・余白の微調整だけ行う
この運用に切り替えると、1枚30〜60分かかっていたアイキャッチが、5〜10分程度まで短縮できるケースも多いです。
6. 量産向け:アイキャッチを“半自動バッチ処理”するコツ
6-1. 先に「シリーズ用テンプレ」を1つ決める
- ブログ全体で使い回す、共通のアイキャッチテンプレをCanvaで作成
- 色・フォント・ロゴ・レイアウトを固定
- タイトル・サブコピー・背景だけ差し替える運用にする
テンプレができていれば、新記事ごとにやる作業は「文字と1枚画像を差し替えるだけ」になります。
6-2. 複数記事分まとめてChatGPTに投げる
たとえば、
これから以下の5本の記事を書きます。 1)Canvaでブログアイキャッチを作る方法 2)CanvaとChatGPTの連携術 3)CanvaでPinterestピンを作る方法 4)CanvaでYouTubeサムネイルを作る方法 5)CanvaでXヘッダーを作る方法 各記事について ・アイキャッチ用の短いタイトル(12〜18文字) ・サブコピー(20〜30文字) ・配色イメージ(3色以内) を表形式で出してください。
といったプロンプトを使えば、5記事分の「アイキャッチ設計書」を1回で取得できます。
6-3. Canva上でページ複製 → 一気に差し替え
- ベースとなるアイキャッチを1枚作る。
- Canvaのページ(アートボード)を記事数分だけ複製。
- ChatGPTが出したタイトル・サブコピーを順番にコピペして差し替え。
- 必要に応じて背景画像だけ変える(AI生成 or ストック写真)。
- 最後に「全ページをPNG/JPGでダウンロード」して一括保存。
この流れが固まれば、「記事を書いたらアイキャッチで詰まる」状態から解放されます。
7. 注意点とよくある失敗パターン
7-1. AI任せにしすぎて内容とズレる
AI画像は便利ですが、記事内容と関係の薄い“それっぽい”ビジュアルになってしまうこともあります。
- 生成前に、記事の要点・読者の悩み・ベネフィットを整理しておく
- 完成後に「この記事を知らない人が見て意味が伝わるか?」をチェックする
7-2. 文字が多すぎてスマホで読めない
ChatGPTは良くも悪くも「情報を盛りがち」なので、
- アイキャッチの文字数はタイトル+サブで最大30〜35文字程度に収める
- 説明は本文やリード文に回す
というルールを決めておくと、視認性を確保できます。
7-3. テンプレを増やしすぎて統一感がなくなる
Canvaには魅力的なテンプレが多く、「この記事はこれ」「あの記事はこれ」と変えたくなりますが、
ブログ全体のブランドを考えると、
- 基本テンプレは1〜2種類に絞る
- シリーズ記事はすべて同じテンプレで揃える
くらいの制約をかけた方が、結果的にプロっぽいブログに見えます。
8. まとめ|Canva × ChatGPTで「考える」をAIに任せ、仕上げだけ人間がやる
今回は、Canva × ChatGPT を活用してアイキャッチを半自動生成する方法を、
- ブログ用アイキャッチの基本サイズとルール
- ChatGPTに任せるべき“設計書作り”のプロンプト例
- Canvaでのテンプレ&AI画像生成を組み合わせた作り方
- ChatGPTからCanvaを呼び出す連携イメージ
- 複数記事分を一気に量産するワークフローと注意点
という流れで解説しました。
最後に、今日から試せるアクションステップ:
- いつも使っているブログサイズ(例:1200×630px)で、Canva上に「ベーステンプレ」を1枚作る。
- 今ある記事タイトルを3つほどピックアップし、ChatGPTにアイキャッチ用タイトル&サブコピーを複数案出してもらう。
- その中から気に入った案をCanvaにコピペし、色・フォント・構図を1パターンに統一する。
- 慣れてきたら、AI画像生成やChatGPT→Canva連携機能も取り入れて、作業時間をさらに短縮する。
「すべてを自分で考えて、すべて自分でデザインする」時代は終わりつつあります。
CanvaとChatGPTに「考える部分」と「整える部分」をどんどん任せて、
あなたは記事の中身や戦略といった“人間にしかできない仕事”に集中していきましょう。

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