「CanvaでInstagram用の画像を作りたいけれど、サイズや作り方がよくわからない…」
「インスタにアップしたら画像が切れたり、ぼやけてしまった…」
そんなお悩みを解消するために、この記事ではCanvaを使ったInstagram投稿の作り方を、
- Instagramの最適サイズ・推奨アスペクト比
- Canvaでの基本操作(PC・スマホ)
- デザインのコツ(文字量・フォント・色・レイアウト)
- フィードを整えるテンプレート活用術
- 書き出し・投稿・予約投稿のポイント
といった観点から、Instagram初心者〜運用者までを想定して体系的に解説します。
「Canva instagram インスタ」で情報を探している方は、この1記事をベースにすれば迷わず投稿を作れるようになります。
1. Instagram投稿の最適サイズ・アスペクト比を整理しよう
まずは、Instagramフィード投稿の推奨サイズ・縦横比を整理しておきます。ここを押さえておくと、Canvaでのキャンバス設定やテンプレート選びがスムーズになります。
1-1. Instagramフィード投稿の基本サイズ
| 形式 | 推奨サイズ(px) | アスペクト比 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スクエア(正方形) | 1080 × 1080 | 1:1 | もっとも汎用的。グリッドも整いやすい。 |
| 縦長(ポートレート) | 1080 × 1350 | 4:5 | 縦に長く、フィードでの占有率が高く目立ちやすい。 |
| 横長(ランドスケープ) | 1080 × 566 | 約1.91:1 | 横長写真向け。タイムライン上では小さめに表示される。 |
| ストーリーズ / リール | 1080 × 1920 | 9:16 | 画面全体を使う全画面表示。 |
フィード投稿で迷ったら、「1080×1350(4:5)」または「1080×1080(1:1)」を選んでおけばまず間違いありません。
1-2. 2025年以降のグリッド表示と「中央に重要な要素を置く」考え方
Instagramの仕様変更により、プロフィールグリッド(一覧)表示は縦長比率(3:4付近)で自動トリミングされるようになっています。スクエアや横長画像を投稿しても、プロフィール一覧では中央部分が切り取られて表示されることがあります。
そのため、
- ロゴ・顔・商品など一番見せたい要素は中央に配置する
- 左右ギリギリに重要なテキストやオブジェクトを置かない
といった意識を持っておくと、どの比率でも破綻しにくくなります。
2. CanvaでInstagram投稿を作る基本フロー
ここからは、CanvaでInstagram投稿を作る全体の流れを先に押さえておきます。
- Canvaにログインする(PCまたはスマホアプリ)
- ホーム画面で「Instagram投稿」を選ぶ、または検索する
- テンプレートを選ぶ or カスタムサイズで新規作成
- テキスト・写真・色・アイコンを編集して仕上げる
- PNG / JPGでダウンロードする or そのままInstagramに共有 / 予約投稿
Canvaには最初からInstagram専用テンプレートが多数用意されているため、
「ゼロからデザインする」のではなく「テンプレートを自分用に編集する」のが近道です。
3. PC版CanvaでInstagram投稿を作る手順
3-1. Instagram投稿テンプレートから作る
- ブラウザでCanvaにアクセスし、アカウントにログインする。
- ホーム画面上部の検索バーに「Instagram投稿」と入力。
- 「Instagram投稿」「Instagram Post」などの候補をクリック。
- 表示されたテンプレート一覧から、イメージに近いデザインを選ぶ。
- クリックすると編集画面が開くので、テキストや写真を自分用に変更していく。
Canva側で最適なInstagramサイズに設定されているため、サイズ調整を自分で行う必要はありません。
3-2. カスタムサイズから作る(サイズを指定したい場合)
自分でピクセルサイズを指定したい場合は、以下の手順で進めます。
- Canvaホーム画面右上の「デザインを作成」をクリック。
- 「カスタムサイズ」を選択。
- 幅:1080、高さ:1350(または1080 × 1080)を入力し、「px」を選ぶ。
- 「新しいデザインを作成」をクリック。
- 空のキャンバスが開いたら、左側から写真・素材・テキストを追加してデザインする。
カスタムサイズは、自分の運用ポリシー(すべて4:5で統一など)を決めたい場合に便利です。
4. スマホアプリ版CanvaでInstagram投稿を作る手順
スマホだけでInstagram投稿を完結させたい場合は、Canvaアプリが便利です。
4-1. アプリのインストールとログイン
- iPhone:App Storeで「Canva」を検索 → インストール → ログイン
- Android:Google Playで「Canva」を検索 → インストール → ログイン
4-2. テンプレートから作る流れ
- Canvaアプリを開く。
- ホーム画面上部の検索欄に「Instagram投稿」と入力。
- 目的に近いテンプレート(例:セール告知、お知らせ、自己紹介など)をタップ。
- 編集画面で、テキストをタップして文言を変更。
- 写真を入れ替えたい場合は、画像をタップ → 「入れ替え」または「写真」を選択。
- 右上の「共有」→「ダウンロード」または「Instagram」を選び、投稿or保存。
外出先でもサクッと編集→そのままインスタに投稿できるので、日常的な運用はスマホ中心、
じっくり作り込みたい投稿はPCで編集といった使い分けもおすすめです。
5. CanvaでInstagram投稿を作るときのデザインのコツ
ここからは、「なんとなくダサく見える…」を避けるためのデザインの基本を、Instagram向けに絞って解説します。
5-1. メッセージは「1枚1メッセージ」に絞る
- 1枚の投稿で伝えるメッセージはひとつだけにする
- 余計な情報は、キャプションやカルーセルの2枚目以降に回す
- 文字量は「大きな見出し+短い補足」程度が見やすい
フィードを流し見しているユーザーには、3秒で内容が伝わるかどうかが重要です。
5-2. 文字は「大きく・少なく・コントラスト強めに」
- スマホで見ても読めるサイズまで文字を大きくする
- 背景と文字色のコントラストを強くする(白 × 濃い色、黒 × 淡い色など)
- 1行の文字数はできるだけ短く、改行でリズムをつける
Canvaのプレビューをスマホサイズにして、実際の表示感をチェックすると失敗が減ります。
5-3. フォントは2〜3種類までに絞る
- タイトル用フォント:太め・個性あり
- 本文用フォント:読みやすいゴシック系
- アクセント用(手書き風など)は使っても1種類
毎回フォントを変えすぎると世界観がバラバラになるため、「自分の定番フォントセット」を決めるのがおすすめです。
5-4. 配色は「メイン+サブ+アクセント」で3色前後に抑える
- ブランドやアカウントの軸になるメインカラーを決める
- 背景用のサブカラーを1色
- 強調したい部分だけに使うアクセントカラーを1色
Canvaのブランドキット(Pro機能)を使うと、毎回同じ色を簡単に呼び出せるので、フィード全体の統一感が出しやすくなります。
5-5. 写真のクオリティと構図にも注意
- 暗い写真は明るさ・コントラストを調整してから使う
- 被写体を中央〜やや上に配置しておくと、トリミングにも強い
- 左右ギリギリにロゴ・文字を置かない(グリッドで切れる可能性があるため)
Canvaのフィルターや「調整」機能で、明るさ・コントラスト・彩度を少し触るだけでも印象が大きく変わります。
6. フィード全体を整えるためのテンプレート活用術
1枚ごとのクオリティを上げるのはもちろんですが、Instagramではプロフィールグリッド(一覧)の印象も非常に重要です。
6-1. テンプレートを「シリーズ化」して使う
- 「コラム」「How to」「お知らせ」などテーマごとにテンプレートを1〜2種類決める
- 色・フォント・レイアウトをテンプレート内で統一する
- シリーズ投稿をすると、プロフィール一覧で整った印象になる
Canvaには、
- ビジネス系Instagram投稿テンプレート
- How-to系投稿テンプレート
- カルーセル(スワイプ)テンプレート
などが多数用意されているので、ベースを1度作って複製していく運用がおすすめです。
6-2. カルーセル投稿(スワイプ投稿)もCanvaで簡単に作れる
Canvaの「ページ追加」機能を使えば、
- 1ページ目:キャッチコピー・タイトル
- 2ページ目:ポイント1
- 3ページ目:ポイント2
- 4ページ目:まとめ・CTA
といったスライド形式のカルーセル投稿も簡単に作れます。
サイズはすべて同じ(例:1080×1350)で統一してください。
7. CanvaからInstagramへの書き出し・投稿・予約の方法
7-1. 画像としてダウンロードする(もっとも基本の方法)
- Canva編集画面右上の「共有」ボタンをクリック(タップ)。
- 「ダウンロード」を選択。
- ファイルの種類をPNGまたはJPGに設定。
- 「ダウンロード」を押してPC/スマホに保存。
- Instagramアプリを開き、通常通り画像を選択して投稿。
画質を優先したい場合は、基本的にPNGを選べばOKです。
7-2. CanvaからそのままInstagramに共有する
CanvaアプリやPC版Canvaから、Instagramアカウントに直接共有することも可能です。
- 「共有」ボタンをクリック(タップ)。
- 「もっと見る」または「Instagram」アイコンを選択。
- 案内に従ってInstagramに接続し、投稿画面へ進む。
環境によっては、Instagramのビジネスアカウント/プロアカウントへの切り替えが必要になる場合があります。
7-3. Canvaのコンテンツプランナーで予約投稿(対応アカウントのみ)
Canva Proでは、コンテンツプランナー機能を使ってInstagramへの予約投稿が可能です(一部条件あり)。
- Canvaの「コンテンツプランナー」画面を開く。
- カレンダー上の投稿したい日時をクリック。
- 投稿したいデザインを選択。
- 接続済みのInstagramアカウントを選び、キャプションなどを入力。
- 日時を設定して予約投稿を完了。
毎日投稿・キャンペーン投稿などを計画的に行いたい場合は、予約投稿を組み合わせると運用が非常に楽になります。
8. Canva×Instagramでよくある失敗と対処法
8-1. 「投稿したら画像が切れた/変なところでトリミングされた」
- 原因:アスペクト比がInstagram推奨外 or 重要な要素が端に寄りすぎている
- 対処:1080×1080または1080×1350に統一し、重要な要素を中央付近に配置
8-2. 「投稿したら画像がぼやけてしまった」
- 原因:元画像の解像度が低い/小さい画像を無理に拡大している
- 対処:なるべく高解像度の写真を用意し、1080px以上の幅を確保する
8-3. 「文字が読みにくい/小さすぎる」
- 原因:PCでの見た目だけで調整している、文字数が多すぎる
- 対処:スマホでプレビューしながら、文字を思い切って大きく・少なくする
8-4. 「フィード全体がごちゃごちゃして見える」
- 原因:毎回フォント・色・レイアウトを変えすぎている
- 対処:テンプレート・フォント・色を「パターン化」して、シリーズごとに統一する
9. まとめ|Canvaを使えばInstagram投稿は「テンプレ編集」で十分戦える
この記事では、CanvaでInstagram投稿を作る方法を、
- 最新のInstagram推奨サイズ・アスペクト比
- PC・スマホ別のCanva操作手順
- デザインの基本(文字・フォント・色・レイアウト)
- テンプレート活用でフィードを整える方法
- 書き出し・投稿・予約投稿のポイント
という流れで解説しました。
ポイントをまとめると、
- サイズは1080×1080か1080×1350で統一すると扱いやすい
- 1投稿1メッセージ・文字は大きく少なく・中央に重要な要素を置く
- フォントと色は「自分の定番セット」を決めてブレさせない
- CanvaのInstagramテンプレートをベースに編集すれば、ゼロから作る必要はない
まずはCanvaを開いて「Instagram投稿」と検索し、
気に入ったテンプレートを1つ選んで、自分用に編集してみるところからスタートしてみてください。
数枚作るうちに、「自分のアカウントらしいデザインの型」が見えてきます。
その型を少しずつブラッシュアップしていくことで、Instagramの世界観と運用がぐっと楽になっていきます。

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